イルサンジェーのパーティーに行ってきました

過日、銀座のショコラストリートにある高級ショコラブティックの「イルサンジェー」から、会員限定パーティーの
案内が届いた。当然ですがメール会員なのでメールでね。
イベントとして面白そうだし、ここのアイスクリームが気になっていたので友人を誘って参加してみました。

　　～エドワールからアートの贈り物～

　　　◆フランス絵画紹介とイルサンジェーの歴史

　　　◆新作ショコラ試食とエドワールオススメの白ワイン

　　　◆今回のパーティー限定スイーツ
　　　◆ヴィンテージバカラの紹介

初参加のイルサンジェーのパーティー。場所はイルサンジェー銀座ブティック。
さて、その実態は？

私の参加した回は定員8名のところ、4名の参加。
どうりで、一人で参加しようとしたら「お友達もどうぞ」と強くお勧めされたわけだ。

ネームプレートで立ち位置を指定されて狭い店内なのでその場に立ったままでの進行。
お店の方の自己紹介が終わり、ワインが出され、100年以上も続くお店の歴史などを学び、
新作ショコラを含むお楽しみの試食会と続きます。

 

4代目当主エドワールお勧めのワインは「夜の女王」

2013年の秋の新作ショコラは「エクアドル」「ボリビア」「シシィ」の3種類。

試食会ではこのうち「エクアドル」と、2012年夏のショコラから「夏のライム」、
「ライムコリアンダー」の3種類を頂きました。

 

まずは秋の新作から「エクアドル」です。

 

2013年秋の新作『エクアドル』

プレーンタイプのガナッシュ。
本来ガナッシュは生クリームに溶かしたチョコレートを加えて固めたものですが、
イルサンジェーのガナッシュは各となるガナッシュに何度も何度もチョコレートをかけて
何層にも重ねてこの大きさにまでするので、口解けの良さは格段にあがり、
とろけるような仕上がりです。手間暇かかってます。
2013年秋の新作の残り２種類もガナッシュのようなので、きっと美味しいだろうと思います。


続いて夏のライム。

 

　

断面の写真はかなりボケていますが、ご容赦願いたい。美味しすぎて手元狂いました。
これは奇跡の逸品です。
上からライムのゼリー、ライムのマジパン、ライムのハードフリュイ（ゼリーのこと）、
ライムのガナッシュの4層からなる。
小さなチョコレートが4層構造って、これはかなり大変な技術で、エドワードともう一人の職人の
2人にしか作れない技だそうです。奥が深いですね。
ちなみに味はとてもさわやか。ライム＝すっぱいというイメージですが、
酸味よりも独特な苦味とさわやかさが前面に出ていて実に美味しい。

3つめはライムコリアンダー。

　

いや～実はこのチョコ、全く印象に残っていないのです。
ひとつ前の夏のライムの味わいが口に残り、且つ印象が強すぎて、このチョコの味を楽しめぬまま
あっという間に食べ終えてしまったのです。残念。

試食しながら絵画の紹介とエドワード氏のメッセージ紹介、ヴィンテージバカラの紹介があり、
最後にパーティー限定デザートを頂きました。

パーティー限定スイーツ

今年5月に日本でも発売が開始されたイルサンジェーのアイスクリームからチョコレート。
食べたいと思っていたのでちょうどいいです。小さなつぶつぶはアブサンのギモーブ。
ただしアルコールは飛ばしてあります。この味わいならば他のアイスクリームも期待できる。

ぜひ買って帰ろう！とワクワクしていると、すかさず出てきた「新作チョコレートBOX予約注文票」。
・・・・・・？

そう、パーティーといいながら実は新作チョコレートの予約注文販売会だったのです！！
ある程度予測はしていましたが、ここまであからさまに「売るぞ～」って意気込みが
黒いオーラのように店員さんからビシバシ感じられるんですから、ひきましたね～

結果的には高額な新作チョコレートBOXを注文することなく、欲しかったアイスクリーム2種類と、
気になっていたチョコレート2種類をお買い上げして帰りました。

その感想は次回です。

イベント情報
　　～エドワールからアートの贈り物～
　　　・フランス絵画紹介とイルサンジェーの歴史
　　　・新作ショコラ試食とエドワールオススメの白ワイン
　　　・今回のパーティー限定スイーツ
　　　・ヴィンテージバカラの紹介
　　◆開催場所：イルサンジェー銀座ブティック
　　◆会費：無料
　　◆開催日：2013/08/中旬

さて、 ここからはブラックチョコロのひとり言です。
あくまでも個人の意見として述べる「つぶやき」ですので、過激な反論など一切受付けません。

今回「パーティー」というご案内で、絵画のお披露目、新作チョコの試食、限定スイーツの提供
ということで参加したのですが、ゆっくり味わう間もなく出てきた「新作チョコ限定BOX」の
予約注文票。これには苦笑いです。一番お安くても4000円台。
もともと購入したい商品があった私はいいのですが、「何も買わずに帰れない雰囲気」と、
お誘いした友人には予想外の散財をさせてしまいました。

親切に、丁寧に、にこやかに、フレンドリーに接客しているようですが、私には実に微妙。
笑顔の奥から「売ります！」感がビシバシ(笑)。

これならよくある有名ブランドの秋冬コレクション受注会や予約会のように、
「いち早く新作チョコを確実に入手できます」とハッキリ明記したほうが親切。
特定のファンもいるのだから好きな人はそれなりに飛びつくと思います。
あれはパーティーではない。

そして多くの方がおっしゃる通り、こちらでは価格表示がありません。
私のように平気で値段を聞ける者はいいが、聞けない場合は相当ドキドキしますよね。
貧乏人は来るな、というならイベントを含め、お店がもっとお客を選べばいい。
あの無駄にフレンドリーな接客も不要。

また、私が前回伺ったときは600円のチョコがありましたが、今回その価格帯の商品は一切なく、
820円からでした。アイスも820円。ドライアイスは有料で50円。
「試食しますか？」とワインを振舞われた方がいるとあるブログで読みました。
そんな過剰サービスよりドライアイスを無料で付けるほうが適切に思います。

お客様が何より大事とアピールするよりも、商品そのものを大事にして欲しいな。

好みもありますが、味は好きです。
作りも丁寧だし、老舗の一族経営で手作りという希少価値もある。
でも日本でのサービスと、バランスが合っていない気がします。せっかくの老舗、残念です。

 

コメント 4

そうでしたかぁ～。。
とても残念でしたね。。
チョコローズさん絶賛のライムのショコラ
頂いてみたいなぁ＾＾でもお高くて購入するのにも
お口へ運ぶにも勇気がいりますぅ＾＾：

最初から最後まで、気持ちのいいパーティーに
ぜひ参加したいですね♪
by baby_pink (2013-09-06 06:40) 

お値段の分からない物を、『これ、頂くわ～』と買える人は、
その方法を疑問に思わない人ですよね。
デパートの外商的な（笑）

パーティーという名の販売会、私も苦手です～。
by angie17 (2013-09-06 14:01) 

このワイン、オペラシリーズなんですよ。「ドン・ジョバンニ」というのを飲んだことが
あります。「夜の女王」は、モーツァルトのオペラの登場人物ですね。ワインが無料
でふるまわれると、ちょっとこわくなりますね。案の定、、、でしたね。
こういう商売のしかた、後味が悪いですね。お買い上げ品は、機嫌がなおるほどの味
でしたか？次回のお楽しみですね。
by TaekoLovesParis (2013-09-07 00:13) 

皆さま　nice!＆ご訪問ありがとうございます。

◆pinkさん
はい、残念でした。味はいいんですけどね～売り方がよろしくない。
でも「夏のライム」絶品ですよ。高いけどお勧めです。納得の味わいです。

◆angieさん
こういうの、私も好きじゃないです。笑顔の裏に威圧的なオーラが控えてる。
プロならそれを感じさせずに接客してほしいですが、ここの店員さん若いから・・・
いろんな意味で残念です。

◆Taekoさん
さすがですね。オペラシリーズとは素敵。
。このワインはイルサンジェーのあるアルボワ地方のワインだそうで、
ドメーヌ・ドゥ・ロクタヴァン、レンヌ・ド・ラ・ニュイ（夜の女王）。
品種はサヴァニャン、シャルドネ、無添加ワイン。
イルサンジェーさんとお知り合いの方の畑でできたワインらしいです。
味はグッときてさっぱりでした。・・・私の感想です。
チョコは美味しく頂きたいです。ドキドキすると味わかんないですから。
by チョコローズ (2013-09-12 00:51)