レオナルド・ダ・ヴィンチ展に行ってきました

遅くなりましたが、ラファエロ展の前に観てきたレオナルド・ダ・ヴィンチ展のご報告です。
上野駅を降りてラファエロ展の看板を横目で見ながら、公園の中を進み、東京都美術館へ。

ダ・ヴィンチ展のチケット

才能あふれるダヴィンチ。画家であり、彫刻家であり、建築家であり、数学者であり、科学者でもあった。
あまりに多才であるため、完成品が少ない。
ダ・ヴィンチの作品は彼の発想。頭の中そのものなのかもしれない。
その頭の中のアイディアを、手書きの素描に数多く残している。その最たるものが「アトランティコ手稿」。

この展覧会は、ダ・ヴィンチと同じ時代の作品と、ダ・ヴィンチ派と呼ばれる弟子の作品も多い。
そして膨大なダ・ヴィンチの頭の中の思考が描かれた手稿の数々。今回も双眼鏡が大活躍でした。

第Ⅰ章：アンブロジアーナ図書館・絵画館
イタリア・ミラノにある大司教フェデリーコ・ボッロメオが創設し、大司教個人の収集した美術品が多い。

貴婦人の肖像

ダ・ヴィンチ派の画家の作品。真珠の丸い輝く質感が好きだな。

第Ⅱ章：レオナルド思考の迷宮
生涯において膨大な数の手稿を残したダ・ヴィンチ。その中でも１１１８枚の紙葉をまとめたものが
今回展示されている「アトランティコ手稿」。冊子としてまとめられたのはダ・ヴィンチの死後。
遠近法や幾何学、建築や軍事施設など、その範囲はホントに広い。いったい頭の中はどうなっていたのか？

神聖比例論

ダ・ヴィンチの愛読書のひとつである「神聖比例論」。なんだかすごい。

第Ⅲ章：レオナルドとレオナルデスキ
レオナルデスキとは、レオナルド工房の弟子と彼らをひとまとめに指すことば。
レオナルド以降の芸術性の高い作品が多い。

幼子イエスと子羊

幼子のやわらかいクリクリした髪の毛。そしてモフモフ感バッチリな子羊の毛がなんともいえない。
清らかなイメージが心惹かれて、このポストカードを購入。

大きいものから小さいものまで、作品の数も多く見応えありました。

今回の展覧会、ＴＢＳのドラマ「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」とのタイアップのため、
音声ガイドは唐沢寿明さんと松坂桃季さんのお二人です。
ドラマの中にもダ・ヴィンチの絵が出てきます。
展示会場を出た後に、ドラマで実際に使われた「ルクレツィアの肖像画」を展示。写真撮影ＯＫです。

ルクレツィアの肖像画

ドラマも展覧会も6月いっぱい。
多才なダ・ヴィンチの頭の中をのぞきに出かけてみてはいかがでしょうか？

イベント情報
　　◆レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像
　　◆チケット代：1500円
　　◆開催場所：東京都美術館　※東京都台東区上野公園8-36
　　◆開室時間：９：３０～１７：３０　　※金曜日は２０：００まで
　　◆会期：2013/04/23～06/30