ワシントンナショナルギャラリー展と桃のデザート

現在、国立新美術館で企画展示されている『ワシントン ナショナル ギャラリー展』
絵画音痴の私にはともすれば素通りしてしまいそうな話ですが
なんでも展示品の１枚の絵をモチーフにした特別メニューのデザートがある、
と聞き、少し涼しくなった今日の午後を狙ってお昼前からササッと行ってみました。

デザートは「ガスコーニュ産の桃のコンポートを使ったムース　踊り子のイメージで　
桃のジュレとバニラアイスクリーム添え　スパークリングワインまたはアイスティーとともに」

デザートのネーミングを読めばどんな味か想像がつくような凄い親切な名前のデザート。
さて、実際のお味とモチーフとなった絵とは？

ワシントンナショナルギャラリーには印象派の絵画が数多くあり
その価値の高さからか、外部への貸し出しは大変厳しく制限されているとか。
つまりたくさんの印象派の作品、マネやモネやルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホの
有名な絵画たちは、ワシントンまで足を運ばなければ一度に見ることはできない…ものでした。

それが今回大量に日本での展示が実現し、これは凄いことなんだと入り口付近の冒頭で
映像説明がされていました。そうなのか～
確かに教科書やTVでしか見たことのない、私でも知っている有名な絵が東京で見れるとは、
思い切って足を運んで良かった～絵画音痴でも十分感動できました。

出口のミュージアムショップで買ったポストカード。
上からクロード・モネの《太鼓橋》、左が同じくモネの《日傘の女性、モネ夫人と息子》、
右がエドガー・ドガの《舞台裏の踊り子》です。

今回頂いたデザートのモチーフとなった絵とは、ドガの《舞台裏の踊り子》です。
他と比べるととても小さな絵でした。

桃のラングドシャ、桃の果肉にコンポートを使ったムース、バニラアイス、桃のゼリーと桃づくし。
お皿いっぱいにドロッと描かれたチョコレートソースにアラザンとピスタチオが散りばめられ
全体的に淡くて優しい感じのする仕上がりです。

こちらにはシャンパンかアイスティーがついてきます。
コーヒーに変更することも出来るそうですが、デザートの味が繊細なため
なんでもコーヒーでは負けてしまう…ということで基本的には選べないようです。

事前にどの絵をモチーフにしているか知っていたため
勝手に自分の感覚でイメージしながら、実は鑑賞前に味わってしまいました。
…お昼過ぎると会場の混雑が少し緩和されるので、待っていたんですけどね…

踊り子さんのピンクの衣装を思わせる桃のデザート。
ムースのふわふわ感やゼリーが衣装のふわりとした感じと合ってるな～
でも印象的な蝶のチョコレート、素敵だけど絵には出てこないよな。。。？？？

個人的な妄想ですが、実際に絵を見て解説を読んで少し納得。
「定期会員の特権として舞台裏へ入場することが許されたシルクハットの男性が、
お気に入りの踊り子を見つけ話しかける。踊り子は知らん顔でいる、何気ない日常の風景」とか。

そうか～つれないな～
よく観れば首元と背中に黒いリボンが見える。
このリボンと美しく人を魅了する感じが蝶ということだったのかな？と妄想的自己解釈。
定期会員ってパリのオペラ座かな？とか、まだ若いダンサーだったらおじさんはNGでしょ！とか。

筆遣いや特徴など難しいことは解らないので置いておいて、素直に素敵な絵ばかりでした。
宗教画ほど難しくなく、色使いやタッチが優しくてきれいだな～観に来て良かったな～と。
本当に思いました。

また、絵画をイメージしたデザートっていうのも面白いです。
次の企画展示でもデザートがあるなら、また行ってみようかな。９月５日までです。

※偶然にも同じ日に「ワシントン ナショナル・ギャラリー展」の記事を
TaekoLovesParisさんがアップされています。こちらでは画についての解説があるので
リンクを貼らせて頂きました。ぜひ合わせてご覧下さいませ。

スイーツ情報
　　◆ガスコーニュ産の桃のコンポートを使ったムース　
　　　　　　踊り子のイメージで桃のジュレとバニラアイスクリーム添え　シャンパンorアイスティー
　　◆価格：1500円　※内訳はデザートが900円、飲み物が600円
　　◆であった日：2011/08/20　　　
　　◆提供期間：2011/06/08～09/05

お店情報
　　◆サロン・ド・テ ロンド　※現在はヴォーグカフェ
　　◆住所：東京都港区六本木7-22-2　国立新美術館２F
　　◆電話：[phone]
　　◆営業時間：11：00～18：00　※金曜のみ19：00まで
　　◆HP：国立新美術館のHPはこちら

タグ：スイーツ 限定 美術館スイーツ 六本木

コメント 7

蝶の形のチョコレート、横から拝見して
おお～と思いました!
桃尽くしの食べ応えがありそうなスイーツですね♪(^ｗ^@
私も絵画は、さっぱり分からないのですが
絵のイメージのスイーツ…ってすごく素敵です♪
by oyatu55 (2011-08-21 07:33) 

桃ずくしのデザート美味しそうですね！
蝶々型のチョコレートの素敵です！
デザートにコーヒーが合わないとは、そこまで考えて
ドリンクを提供するっていいですね。
絵をモチーフにしたデザート堪能しました。　　
by シマリス (2011-08-21 09:19) 

絵の踊り子さんは、桃に見立てられたのですね。
衣装の色から、かしら。首のリボンが蝶結びだったんでしょうね（笑）
楽しい企画ですね。
紅茶とシャンパンが同じ値段なんて、、、私だったら、迷わずシャンパン。
サロン・ド・テ・ロンドは、名前が変わったんですね。でも、ポール・
ボキューズなんでしょ？
by TaekoLovesParis (2011-08-21 23:36) 

追記；私のワシントン・ナショナル・ギャラリー展記事に、チョコロさんの
ここをリンクさせていただきました。ご都合悪かったら、おっしゃって
くださいね。
by TaekoLovesParis (2011-08-22 00:17) 

可愛らしい踊り子さんを桃のデザートに見立てて…✿
なんて可愛らしいのでしょうか＾＾
私もワシントン展へ伺いましたが、優雅で心が美しく
なるような。。。そんな気持ちになれました。
by baby_pink (2011-08-22 07:54) 

あ、ちなみに私もVOUGEかふぇでシャンパーニュを
いただいちゃいました＾＾
by baby_pink (2011-08-22 07:55) 

皆さま　ご訪問＆nice!いつもありがとうございます。

◆oyatuさん
絵がわからなくてもスイーツならど～んと来いの私です。
いろいろ想像しながら甘いスイーツを味わうのも良いですよ～♥

◆シマリスさん
飲みものが添え物ではなく、トータルで味わいを考慮されていて…
コーヒー好きとしては物足りなさを感じましたが、スイーツとの相性は
とても良かったです。

◆Taekoさん
私も桃のピンク色は衣装のピンクかなと思います。
黒い蝶はリボンだな、と後から思ったりして楽しかったです。
そうそう、お店はポール・ボキューズというより系列？
ヴォーグカフェとかいろいろ変わるのかな？
次回また行ってみれば判るかな？とか思っています。
あっ、私もTaekoさんのところにリンク貼らせて頂きました。
シャンパンとアイスティーが同じ値段…ちょい納得し兼ねますが、まぁまぁ。
けっこうお飲みになられてる方たくさんお見かけしました。

◆pinkさん
きれいでふんわりした画もあって、私でも楽しく見れました。
なかなか良かったです。よね？
シャンパンしちゃいましたか。気軽に飲めるしリーズナブルだし、良いですよね。
…飲めない私が言うのもなんですが。
by チョコローズ (2011-08-22 23:17)