テーブルマナーとフランス料理＠プルニエ

本日友人からのお誘いで急遽「パリ仕込のエレガントなディナータイム」と題した
東京會舘のレストラン”プルニエ”で「テーブルマナーとフランス料理」に参加してまいりました。

内容はプリニエ支配人のお手製「テーブルマナーとフランス料理」の基本的なマナーの虎の巻。
丁寧な解説と図解がありました。持ち帰れるので個人的に大変役立ちそうです。
虎の巻には「テーブルマナーは会場に向かう時から」始まっているそうで、到着時間についても
注意があり、会食には20～30分前の到着が望ましいとか。

私たちはきちんと30分前集合。余裕でロビーのソファーに座り待ち合わせ。
しっかりロビーに飾られたお雛様にもお褒めの言葉を投げかけ(心の中で)カメラにパチリ!!

いざレッスンの場へ。広い個室に大きなダイニングテーブル。たくさんのシルバーに各種グラス。
担当シェフから本日のお料理の解説を受け、ソムリエのシャンパンサービスが始まりお料理へ。

タスマニア産サーモンを和の下処理を使って仕上げたマリネ。
魚の臭みを取るために塩を振り白ワインで洗い、昆布じめするという和の技を使った
サーモンを、ハーブのサラダと一緒に頂くひとしな。一皿にすごく時間がかかっています。

お味は魚の臭みは全くなく、香りの強いハーブを巻いて早々に頂いちゃったので
昆布の存在を確認できないというちょっと残念なことに。
でも今まで食べたサーモンマリネの中で確実に上位を争う美味しさでした。

スープはグラタン仕立てのカレー風味スープ。
濃厚なオニオングラタンスープで、ほんのりカレー風味。
スープの中には小さくなった地鶏がたくさん入っていました。かなり驚くほど美味しいスープ。
なんでもスープでカレー風味にするのは難しいそうです。カレーが強いとカレーになっちゃうので。

お魚料理。カサゴのポワレ。ソースはブールブルギニオンというにんにく、バター、パセリを
焦がし、エスカルゴのソースを加えたかなり美味しいソースでした。
パリッとしたカサゴの皮とさっぱりした白身の魚はソースと相性抜群です。

付け合せのオニオンは、今日のために２日も前からポワレにしたそうでトロトロでした。
噛まずに飲み込めてしまうたまねぎに初めて出会いました。甘くて本当に美味でした。

お肉料理は仔牛のカツレツをマッシュルームのソースで。
仔牛は生後１年以内のものを指し、今日のお肉は生後２ヶ月、まだ草を食べていない仔牛。
その貴重なお肉をカツレツ風にしたウィンナーシュニッツェルとの説明がありました。

実はカツレツが苦手で･･･説明を聞いた時もカツレツと気づかず、というか認識がなくて
半分しか食べられなかったので申し訳なく思いました。
お勉強不足でごめんなさい。基本自分からは絶対にチョイスしないメニュー。
でもシャンピニオンソースは濃厚で良い香りで美味しかったので、お野菜にたっぷりつけました。

大注目のデザートは抹茶のメレンゲ、生クリームの中に栗とバニラアイスが隠れてました。
さくさく軽い抹茶メレンゲはかなり美味しく、冷たさ、食感、色彩ととても良いバランスでした。

最後のコーヒー。この金縁のカップアンドソーサー、かなり年季の入った貴重品。
歴史を刻んだ小さな無数の傷がありながら、金がはげていないってすごいです。
品物自体も良いものなのでしょうが、手入れがすごく良く、かつ大事にされているのでしょう。

このディナーはお料理も数々の工夫と技の結集でお得な内容でしたが、
更に出されたアルコール類がすごいみたいでした。たぶんこちらは儲けなしでしょう。

　

アルコールが苦手な私はシャンパン、白ワインは何とか飲めても
ビンテージの赤ワインは香りからして独特で、苦そうな匂い。味も相当な大人味で無理でした。
たぶんかなり美味しく貴重なワインだったと思います。これだけでもお得ではないのかと。

食事をしながら、こんな時はどうする、海外でこんな体験をしたがマナー的にはどうなのか？
普段なかなか聞けない質問をマナーのプロに質問できるのは貴重なチャンスでした。
そして驚いたのはこのマナーディナーの参加者はかなり年齢層が高かったこと。

どうみても最近の若者のマナーの悪さを叱り飛ばしそうな年長のマダムたちの参加が多く
今更的な質問もあり、ちょっと不思議に思いましたが
実はマナーって、時々チェックしておくことが一番大切なのではないか？
年齢や経験に関係なく、同席する人を思いやる、気遣うためにまず自分が気をつける
その姿勢が一番大切なマナーじゃないかと気づいた、貴重な体験でした。

自分磨きをされたい方にぜひお薦めしたいイベントでした。
詳細はHPをどうぞ。

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サーモンマリネ　ハーブサラダ飾り

地鶏のカレー風味スープ　グラタン仕立て

カサゴのポワレ　ココナッツパウダーの香るブールブルギニオンソース
ペコロスとポワロー葱のキャラメリゼを添えて

仔牛のエスカロープ　シャンピニオンのクリームソース

抹茶のバシェラン　栗とバニラアイスのハーモニー

コーヒー
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ディナー情報
　　◆パリ仕込のエレガントなディナータイム　テーブルマナーとフランス料理
　　◆参加費：１２６００円　※一人分の料金、税サ込、お料理、アルコール込です
　　◆であった日：2010/02/22

お店情報　
　　◆住所：東京都千代田区丸の内3-2-1　東京會舘２F　フランス料理プルニエ
　　◆電話：[phone]（代表）
　　◆HP：東京會舘⇒HP、イベント詳細⇒HP

　

タグ：ディナー マナーレッスン フランス料理 丸の内

コメント 11

見ていたらお腹が空いてきました（笑）
どのお料理もとても美しいですね！
さすがフランス料理＾＾
by rie-klavier (2010-02-23 01:49) 

テーブルマナーに自信がないところもあるので、
一度ちゃんとプロの講座を受けてみたいと思っていたところでした。
「会食には20～30分前の到着が望ましい」‥き、きびしい。。
お皿の交換なんてもってのほかなんでしょうか（＾＾；
プロからマナーを教わり、これだけのお料理とお酒も頂けるんですから、
お得な講座ですね。
by can (2010-02-23 03:35) 

私も一度しっかりとしたテーブルマナーの講座を
受けてみたいです
一品目からしっかり手の込んだお料理が次々と・・
これぞ本物のお料理なのでしょうね..✿
何重にも重ねられた伝統と歴史感じる食器たち
優雅ですてきですよね～
ワインも素晴らしいものばかりで・・ホント羨ましいです＾＾
by baby_pink (2010-02-23 08:02) 

とってもおいしそうなお料理ですが、せっかくテーブルマナーを習うなら、皮のついたブドウとか、ミルフィーユとか骨のついたお肉とかちょっと食べ方の難しそうなメニューがあればいいのになーと思うのですが・・・。
by ぺこりん (2010-02-23 12:43) 

テーブルマナー教室、一度行ってみたいです^^
美味しそうなお料理を目の前にしたら、マナーを忘れて
食べちゃいそうですけど・・・（笑）
素敵な体験をされましたね♪
by ちゃるこ (2010-02-23 22:24) 

そう言われてみれば、正式なマナーは習った事がない・・。
こういう機会は良いですね！
行ってみたいと思いました。
by angie17 (2010-02-23 23:58) 

皆さま　ご訪問＆nice!いつもありがとうございます。

◆rie-klavierさん
お腹空いちゃうほど豪華なお料理でしょう？
その分今日は仕事でランチを食べ損ねました。ちょうど良かったかも＾＾；
たまにの贅沢は時には必要かと思いました。

◆canさん
かなりフランクに、珍しいケースなどの疑問をぶつける方が多くて
すごいな～という時間でした。いわゆるマナーを兼ね備えた上で、海外での
困った実体験、たとえば国よって解釈が違うとか、少々私にはレベルが高かった。
でも良い勉強になりました。

◆pinkさん
今回の参加者は日頃からパーティーだのおもてなしなどに接するマダムクラスの
参加があり、私も知らないいろはを学べてとても面白かったです。
特に東京會舘愛好者が多くて、ちょっと贔屓目でしたが
お店とお客様の良い関係というところの歴史が見れて良かったです。
今後も計画されるそうですから、ご参加なさってはいかがでしょうか？

◆ぺこりんさん
確かに食べにくそうなお料理が出るとマナーレッスンとしてよいかもしれませんが、参加者が恐らくオマール海老が出てきても困らない感じのメンバーでしたので…完全予約制で、お客様の状況をお店側はほぼ把握されていると思います。私はオマール海老は苦手ですが…食べ方より周囲に気を配るマナーみたいな点に的を絞ったのかもしれません。
でも参加者からは「海外で生のりんごが丸々出て困った」など具体的な質問がバンバン出て、とても適切なアドバイスを伺え、私も今度りんごが出てきても困らないよう自宅で練習しようかと思いました。過去に困った経験があるので…

◆ちゃるこさん
私も正式なマナーを習ったのは学生の時以来。
あとは若い時自腹できちんとレストランで「食べ方がわからない」といって
教わったり練習したりしました。おかげで今はほとんど困りません。
でも改めて習うと結構自己流になっていたりして、矯正には良い機会でした。

◆angie17さん
大人の女性として身に付けるべき作法のひとつとして、プロのお話を聞くのは
大切なことかもしれませんね。私には良い勉強の時間となりました。
周囲との調和の取れた会話とか態度とか、知らない人との接し方や気配りなども、
いろいろ他の方を見て思うところもあり自分なりの参考にもなりました。
また、今更聞くに聞けない初歩的な疑問もここでは聞けるので良かったです。
angie17さんもぜひ参加されてはいかがでしょうか？
by チョコローズ (2010-02-24 00:44) 

こんばんは。
さすがプルニエ、どれも手の込んだお料理ばかりですね☆
ワインも美味しそうな感じで・・・私はそっちにも目が行ってしまいます＾＾
随分前に、カルチャースクールの１日講座でティファニーのテーブルマナーの講座を受けたたことがありましたが、独自のスタイルだった為
実際のお店ではなんとなく使い難かった記憶があります。
by kuwachan (2010-02-24 01:10) 

◆kuwachanさん
美味しかったです。目と舌とお腹が満足致しました。
ワインは良いものを厳選して出されたようです。その点もお得でした。
苦手なため少ししか飲めないのでもったいなかったな～
マナーはベーシックなスタイルを習えると、とりあえず便利ですよね。
あとは自分なりに食べやすく、堅苦しくなく頂いて良いそうですが
その判断が素人には一番難しい。
私は勇気を出してわからないときはお店の方に聞いちゃいます。
その時のお店の方の対応で、良いお店かどうかハッキリ出ますね。
一流というところはさりげないフォローがすばらしかったりして
苦手な人に恥を欠かせない気配りをされます…して頂きました。実体験です。
こんな経験もたまには良いと思います。何より美味しいし＾＾
by チョコローズ (2010-02-25 00:18) 

写真がきれいなので、おいしさが、ストレートに伝わってきます。
さすが老舗の東京會舘、きちっとしたフランス料理ですね。
オードブルのサーモン、昆布しめとは日本人向けで、いいですね。
カサゴがおいしそう。チョコロさん、カツが苦手で、海老フライはどう
ですか？デザートもきれいに作ってありますね。
テーブルマナーは、高校の時の学校行事、「ホテルオークラ」で、
骨付きお魚の食べ方を習ったことがあるけど、、それ以来、行って
ないです。自己流なので、必要かも。
by TaekoLovesParis (2010-02-25 20:54) 

◆Taekoさん
海老フライは銀座のKAZANでたべた「天使の海老」の海老フライは
初めて頭から尻尾まで食べれて美味しかったです。
　⇒http://chocorosweets.blog.so-net.ne.jp/2008-11-03
それ以外、基本エビフライも苦手です。また美味しいエビフライに出会いたい。
Taekoさんなら今更･･･と思う反面、セレブな方の方が日頃からマナーに
気をつけていらっしゃるのかもしれませんね。
ワインのチョイスも良いみたいなのでぜひお越し下さい。
かなり気軽に質問できましたよ。
by チョコローズ (2010-02-26 01:05)