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食神様の不思議なレストラン展に行って参りました [美術館・博物館・展覧会スイーツ&イベント]

日本橋茅場町にあるとあるビルの中で、不思議な展覧会が開かれている。
「食神様の不思議なレストラン展」と「スーパー浮世絵 江戸の秘密展」の2作品。
私はそのひとつ、食神様の不思議なレストラン展に行ってみました。

空きビルを1棟利用した様で、2~4階は食神様の不思議なレストラン展。
1階の入り口でチケットを渡すと、階段を使って2階から4階までを見て回るという。
しかも暗い。ちょっとお化け屋敷を想像するドキドキ感を持って中に入った。

食神様の不思議なレストラン展ポスターと狐
食神様の不思議なレストラン展ポスターと狐のフォトスポット

和食をテーマに実際に見て食べる体験型デジタルアート。
四季の移り変わりと日本の食文化、昔ながらの和食の素材を学べて味わえる。
ちょっとした食育になりそうな、大人も子どもも楽しめそうな不思議な展覧会でした。
階段を昇って入った最初の部屋は、透過性のスクリーンと壁に映し出された
プロジェクションマッピング。

春の模様
春の模様

まずは春の模様。桜が舞い、生命の息吹を感じる季節の始まり。
壁に向かって手をかざしてみると、画が動き、画面が変化する。案内役は狐のウカ。
春の食材や季節の美しさを自慢していた。
すると部屋中の模様が季節を順に変えていった。雨季が来て夏になり・・・

実りの秋 食材の美味しい冬

実りの秋を迎えて、寒い冬が来た。
狐のウカは、実は冬が一番おいしい季節だと言って、先に進めと誘ってくる。

狐のウカ
狐のウカ

そんなウカに導かれて真っ暗な廊下を、小さな明かりを頼りに進む辺りは
思いのほか怖かった。


灯りに導かれて
灯りに導かれて


いくつかの部屋を進むと、やがて少し明るい部屋にたどり着いた。
この部屋では和食の基本である食材や調理法がデジタルアートで表現されていた。

出汁をとるその1  出汁をとるその2
出汁をとる

和食の基礎。米、出汁、発酵、味噌、醤油、味醂、酢、利休箸の説明が。
なるほどと感心しながら、和食の基礎を学び、上の階へ行く。

そこは一転、ぼんやり明るい実食コーナーでした。

和食処


この展覧会には、チケットに「神様のおいなりさん」が1つ付きます。
更に、私が行った平日の夜(18時以降)からは日本酒か甘酒が1杯おまけでした。
和食の基礎である出汁やお米、発酵物などを実際に味わえる体験処。
この和食の監修は野草一味庵「美山荘」の中東久人氏。
更に京都「菊乃井」の村田吉弘氏や、ジョエル・ロブション氏の料理まである。
 ※5月1日からはジョエル・ロブション氏の料理が食べられます

カウンターで注文して受け取るセルフサービス。
食事だけでなく日本酒も揃っていましたが、私は甘酒をチョイス。

和食の基本


欲張りにもこんなにたくさん注文してしまいました。
まずは、チケットについていた「神様のおいなりさん」です。


神様のおいなりさん


「古事記にも登場し、伏見稲荷に祀られている五穀豊穣・穀物の神様
”宇迦之御魂神”(ウカノミタマノカミ)をモチーフにした稲荷寿司」です。
数種類の出汁やお酢や野菜の旨みを凝縮したおいなりさん。確かに美味しかった。

味噌と出汁の相性を考える3種の味噌汁
味噌と出汁の相性を考える3種の味噌汁


贅沢なお味噌汁の飲み比べです。
白味噌には昆布出汁、田舎味噌にはイリコ出汁、赤味噌には鰹出汁。
その味噌と出汁、一番相性の良い組み合わせを試した結果だとか。
巷に時々見られる、薄いだけで味のない不味い味噌汁がある。あれは頂けない。
出汁をしっかり取っていれば、味噌を少なくしても十分美味しいのだ。
出汁と味噌の味わいを楽しみつつ、むしろ甘味さえ感じる究極のお味噌汁でした。

野菜の旨み感じる筑前煮
野菜の旨み感じる筑前煮

主菜に筑前煮をチョイス。薄味な分、本当に野菜の旨みと食感を楽しめる
自分でも作りたいと目標にしたい美味しい筑前煮でした。

発酵物5種盛り
発酵物5種盛り


欲張りにも発酵物5種盛りをチョイスしてしまいました。
秋田県のハタハタ寿司、いぶりがっこ、兵庫県のイカの樽寿司、群馬県の野沢菜漬け
左下の珍味っぽいものの名前を聞いたのですが、食べてるうちに忘れてしまいました。
ちょっと癖がありますが、やめられない系の美味しさで、発酵物って感じ。
5種は日によって変わるそうですが、これはお勧めです。


季節の果実甘酒(いちご)
季節の果実甘酒(いちご)


最後の甘酒です。市販のものと違い、火入れしない生の甘酒です。激ウマ。
この場所で仕込まれて加熱処理されないことから、百種類以上の酵素やビタミン
美白成分のコウジ酸がしっかり残っている、まさに飲む美容液状態。
しかもサラリとして美味しい。口に残る嫌な甘ったるさがないのです。
これは絶対にお勧めです。スッキリ&サッパリなのど越しは最高でした。

5月に入りメニューの変更がありますが、詳しくはHPをご覧ください。
私が食べた以外のメニュー、当日のお愉しみ、お酒も種類が豊富ということなしです。
狐につままれた不思議な体験のできる空間と、美味しい和食、お勧めです。

[かわいい][かわいい]イベント情報[かわいい][かわいい]
  ◆食神様の不思議なレストラン展 →HPはこちらです
  ◆チケット代:2,000円(神様のおいなり付)
  ◆食事メニュー 筑前煮:500円、三種の味噌汁:500円、
          発酵物5種盛り:1,000円、甘酒:300円、その他いろいろ
  ◆会場:東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町1丁目平和ビル
  ◆営業時間:(平日)10:00~21:00、(金土祝前日)10:00~23:00
        (日祝)10:00~19:00
  ◆会期:2017/01/28~05/21

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コメント 4

Kiki

こんにちは!
なんとも不思議な空間ですね。
まさに狐につつまれた体験・・
おばけ屋敷かと思いきや食育の場もありお料理も楽しめて
素敵なレストラン展ですね(^^)
by Kiki (2017-05-04 18:04) 

ふにゃいの

映像や照明技術の進化で
こういう体感的なイベントも増えましたね~。
神様のおいなりさんというネーミングもすてきな…
昨日、あさイチの再映で
ちょうどジョエル・ロブション氏を見たので
気になっちゃいました^^
by ふにゃいの (2017-05-04 19:55) 

angie17

面白そうな展覧会ですね。
おいなりさん、美味しそう~~~。
by angie17 (2017-05-05 17:02) 

チョコローズ

皆さま ブログ訪問&nice!ありがとうございます。

◆kikiさま
不思議な展覧会で面白かったです。
世界に広がる、なんちゃって和食は撲滅して欲しい気もするし
和食を知らずして、和食と名乗って商売して欲しくないので
出来れば外国の人に薦めたいくらいでした。
それだけにご飯やおかずはことのほか美味しかったです。

◆ふにゃいのさま
私もついプロジェクションマッピング的なイベントについ行ってしまいますが
増えましたね~これからは工夫が必要かも。
ロブションのお料理は期間が短いので、今が行き時です!

◆angieさま
おいなりさんだけでなく、個人的にはお味噌汁、甘酒がお勧めです。
食べられる展覧会は、私向きかも?
by チョコローズ (2017-05-07 18:33) 

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